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教育?学生生活

2012年度語学研修レポート(韓国 全南大学)

文学部3回生 山田章人

<研修の内容>

韓国語の授業では、各人のレベルごとにクラスが分けられ、全南大学の教科書をもとに韓国語に関して全般的な能力向上を目指した授業が行われた。

文化体験では、韓国人のトウミや参加者の人たちとともに、韓国の歴史や文化を現代に至るまで身をもって体験するプログラムであった。学校の外に実際に出向いて文化体験を行うことが多く、韓国でしかすることのできない経験をすることができるものであった。また、この文化体験においては、多くの韓国人の方と接する機会となっており、日本ではない環境の中で文化体験以上のことを行えるプログラムであると感じた。

そのほか、日常生活では日本とは違う生活環境の中で、韓国ではどのように普段過ごしているのか、遊びに行く場所においても寮においてもさまざまな経験ができたと思う。

<研修の成果>

 今回の全南大学での国際冬期学校では、韓国語はもちろん、韓国の文化?歴史?日常生活の過ごし方からすべてを経験することができ、日本との違いを感じながら一ヶ月を過ごすことができました。特に、今回お世話になった韓国人のトウミの方々や参加者の方々から学ぶものが多くありました。何気なく毎日を一緒に過ごす中で、小さな発見が毎日のように積み重なっていき、次第に韓国を直に感じることが出来るようになっていきました。

 個人的に、大学卒業後に韓国へ留学を希望しており、今回の冬期学校のプログラムでは、将来の留学に向けて韓国の具体像の把握と、韓国語能力の向上を目指して参加しました。韓国語の授業で韓国語を学びながら、文化体験や普段の生活の中で韓国人の方と一緒にいながら韓国語と韓国の文化を学ぶことができました。特に、今回、日本語を喋れない参加者の方と長く一緒にいることができ、自らの韓国語能力の向上とともに、純粋な韓国を感じることができたと思いました。

 また、大学での専攻である歴史についても多くを学ぶことができました。卒業論文で実際に日本と韓国の歴史について書くため、韓国の方の歴史認識についても直接話を伺うこともできました。最近でも日本と韓国の間にはさまざまな歴史認識の違いから生じた問題があり、それぞれの問題に対する意識を肌で感じることができました。韓国は日本に侵略された歴史を持つことからも、年代によっては日本に対して悪い印象をもっている人もいるということが分かりました。また、同年代の韓国の人たちも、日本の歴史に対してあまり良い印象を持っていないと言っており、日本で学ぶことと韓国で学ぶことの違いがはっきりあるということを知りました。

 今回のプログラムでは、韓国の光州という今まで知らなかった土地で一ヶ月を過ごし、知らなかった韓国をかなり知ることができたと思いました。言葉では表せないくらい濃い一ヶ月で、楽しい思い出しか残らないものとなりました。トウミの方々と韓国人の参加者の方々に心から感謝するとともに、またいつか会って、その時は韓国語でゆっくりと話をしたいと思います。このプログラムで、韓国をますます好きになることができ、韓国語をもっと上達させなければならないと思いました。いつか韓国に関わる仕事をしたり、なにかしら韓国に関わる様になりたいと思っており、そのときもこの冬季学校がすべての始まりとなることは間違いないと思います。1ヶ月間、ありがとうございました。

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